新築時には、建物だけでなく「外構(お庭)づくり」も大きなお楽しみのひとつです。今回は、我が家が新築時に行った外構工事の業者選びや費用、こだわったプランの裏で起きたリアルなトラブル、そして予算を抑えるために挑戦した花壇DIYの記録です。
業者選びと費用:外構工事の見積もり比較と我が家の決定打
注文住宅を建てる際、建物の打ち合わせが終盤に差し掛かると、並行して考えなければならないのが「外構工事(お庭まわり)」です。我が家は予算が限られていたこともあり、外構をどこにお願いするかは非常に悩ましい問題でした。
埼玉県民共済住宅からの紹介という安心感
自分たちで一から外構業者を探して見積もりを比較するのも大変そうだと考えていたとき、埼玉県民共済住宅の担当さんから提携している外構業者を紹介されました。
ハウスメーカーの紹介であれば、建物の配置図や配管の位置などもスムーズに共有されますし、何より「共済住宅の紹介だから、おかしな業者ではないだろう」という強い安心感がありました。これが、我が家が他社と比較検討を重ねる前に、まずは紹介された業者にお話を伺ってみようと決めた大きな決定打でした。
希望が伝わらない見積もりと、何度ものやり取り
さっそく紹介された外構業者と打ち合わせを行い、私たちの希望や理想のイメージを細かく伝えました。しかし、後日あがってきた最初の手続き用の見積書を見て、少し首を傾げることになります。
私たちが伝えたこだわりがあまり反映されておらず、どこにでもあるような「ごく一般的で無難な内容」の見積もりと図面になっていたのです。
予算の都合や、施工のしやすさなどの大人の事情があったのかもしれませんが、せっかくのマイホームです。ここから諦めずに、何度も打ち合わせを重ねてやり取りを繰り返しました。「ここはこうしたい」「この部分は削りたくない」と粘り強く交渉を続けた結果、ようやく私たちの希望通りのプランと納得のいく見積もり金額に落ち着き、正式に契約を結ぶことになりました。
庭づくりのこだわり:新居を引き立てる外構プランと完成ビジュアル
色々と紆余曲折はありましたが、実際の施工工事自体は職人さんたちが非常に丁寧に、黙々と進めてくれました。
すっきりと機能的にまとめた駐車スペースと花壇
我が家の庭づくりは、お手入れのしやすさとすっきりした見た目を両立させるプランにしました。
- 駐車スペース:車の乗り降りがしやすいよう、メインの場所はしっかりとしたコンクリート敷きにし、周囲を白系の砂利で囲む仕様にしました。
- 花壇の配置:緑や花が優しく映える家にしたかったので、花壇は「玄関ポーチの両サイド」に2箇所、そして「駐車場の外側(隣家側)」に1箇所の、合計3箇所に作ってもらいました。

玄関正面の白いデザイン壁と、予期せぬお隣トラブル
我が家の外構の「顔」として作ったのが、玄関正面の目隠しを兼ねたデザイン壁です。コンクリートブロックで壁を立ち上げ、表面を綺麗な白いペンキで塗装してもらい、そこに自分たちの表札やポスト、インターホンをすっきりと設置してもらいました。
このデザイン壁の工事の際、職人さんから「白いペンキが少し余ったので、サービスでどこか別の場所も一緒に塗りますよ」とありがたい提案をいただきました。
当初は我が家の別の場所をお願いする予定だったのですが、ここで予期せぬ出来事が起こります。外構工事の過程で、我が家の敷地両側にあった古いブロック塀をすっきりとカット(段下げ)したのですが、これによってそれまで隠れていた隣家の古いブロック塀が、我が家側から丸見えの状態になったのです。
隣家の塀ですから、当然こちら側を向いている面は仕上げの塗装などがなく、ざらざらしたコンクリートブロックの素地のままです。これを見たお隣さんから、「我が家側の壁が低くなったことで、こちらのブロックの裏面が丸見えになって見栄えが悪くなった。そちらの工事が原因なのだから、うちの塀のこちら側の面も綺麗に塗装してほしい」というお話をいただいたのです。
正直なところ、境界線のルールなどから見ても少し困惑してしまう要求ではありました。ですが、これから何十年も隣り合って暮らしていくご近所同士です。新築早々に関係がギクシャクしてしまうのは避けたいと、夫婦で頭を悩ませました。
そこで、先ほど外構業者さんが提案してくれた「余ったペンキのサービス塗装」を、そのお隣さんの壁を塗るために使わせてもらうことにしたのです。
はじめての花壇DIY:初心者でもできた!低予算でおしゃれに彩る庭
新築時は何かとお金がかかるため、我が家の外構予算も本当にギリギリでした。そのため、業者の見積もりから外してもらい、自分たちの手で完成させることにした「DIYエリア」がいくつかあります。
白いペンキとレンガで楽しむローコストDIY
お隣さんの塀にサービス塗装を回してしまったため、我が家の敷地内にある既存の古いコンクリートブロック塀の内側は、自分たちで白いペンキを買ってきてDIYで塗装することにしました。
また、駐車場スペースに設置する簡易的な門扉の設置や、業者に作ってもらった花壇のベースに、淵となる可愛いレンガを一つずつ並べて固定していく作業もすべて夫婦ふたりで手作業で行いました。
園芸店やホームセンターに通い、予算を抑えながら少しずつ形になっていく庭を眺めるのは、筋肉痛になりながらも本当に楽しい時間でした。初心者ながらも、白い壁とレンガのコントラストが効いた、温かみのあるおしゃれなお庭に仕上がり、自分たちで手を動かした分、お庭への愛着もひとしおでした。

最大の誤算:ドクダミ草と「防草シート」の選択
DIYでお庭を彩る一方で、業者にお願いしたインフラ部分で、後々まで響く大きな勉強になった出来事がありました。それが「防草シート」の選び方です。
我が家は建て替える前の古い家の時代から、地下茎でしつこく増える「ドクダミ草」に悩まされており、その生命力の強さを身に染みて知っていました。そのため、外構の打ち合わせの段階から「ドクダミを本当に警戒しているので、砂利の下には徹底した防草対策をお願いします」と、最優先のこだわりとして担当者の方に伝えてあったのです。
それなのに、いざ工事が終わってみると、敷き詰められた白桃系砂利の下に入っていたのは、「白い防草シート」でした。一般的に、強力な雑草を防ぐための防草シートといえば、目の詰まった厚手の黒や緑のシート(ザバーンなど)が定番です。
少し不安に思って「なぜこのシートを選ばれたのですか?」と確認したところ、担当者からは「砂利が白系なので、下から黒いシートが透けて見えたらかっこ悪いと思い、見た目の美しさを優先して白いシートにしました」とのこと。業者さん側としては、良かれと思っての配慮だったのだと思います。
ですが、私たちにとっては見た目の美しさよりも、「今後の草むしりの負担をなくすこと、ドクダミを抑えたいこと」が最大の目的でした。ここに大きな認識のズレがあったのです。一度敷いてしまったシートを無料枠で敷き直してもらうことは難しく、そのまま受け入れる形になりました。
このとき強く実感したのは、外構の打ち合わせでは「雑草を防ぎたい」という希望だけでなく、「このメーカーの、この型番の防草シートを使ってください」と、具体的な商品名まで指定して見積もりに入れてもらうべきだった、ということです。そうしていれば、このような悲しいすれ違いは防げたはずだと、大きな勉強になりました。
そして築10年を迎えた現在のリアルな庭の状況ですが、あのときの懸念は残念ながら的中してしまいました。
防草シートの質がドクダミに対して薄すぎたのか、端のキワの部分の処理が甘かったのか、原因は特定できませんが、毎年、駐車場の砂利の下や、建物の裏手の犬走り(いぬばしり)の隙間から、すごい量のドクダミ草が元気に顔を出します。毎年、50代の体に鞭を打ちながらドクダミと格闘するたびに、当時のあの苦いやり取りが頭をよぎります。
家を建ててから10年。そろそろ重い腰を上げて、この砂利を一度すべて退け、自分たちの手で本当に強力な「真っ黒い高耐久防草シート」へとDIYで全面張り替えをしようかと、夫婦で本格的な作戦を練り始めている今日この頃です。
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本記事の内容は10年以上前の体験に基づいています。現在の正確な情報や最新の手続きの流れは、公式サイト等でご確認ください。
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わが家の家づくりメモ一覧:
建替えの計画から引き渡し、築10年後の現在までの全体的な流れや、各プロセスの記録は「埼玉県民共済住宅|DIYから20年の体験記録」からご覧いただけます。

