築10年の住宅設備交換|給湯器と食洗機の寿命・費用と交換手順

 

築10年、家にもメンテナンスの波がやってきました。給湯器と食洗機が一斉に故障した時のドタバタ交換劇を振り返ります。修理か交換か、費用はどれくらいかかるのか?実際の体験談が、いつか同じ時期を迎える皆様の参考になれば幸いです。

 

10年目の寿命:給湯器と食洗機に起きた不具合と交換のサイン

住宅設備の寿命は一般的に10年前後と言われていますが、まさにその言葉通り、我が家でも築10年が経過した頃に給湯器と食洗機の両方に不具合が生じるようになりました。毎日当たり前のように使っている設備だからこそ、動かなくなると日々の生活のリズムに小さくない影響が出ます。ここでは、我が家で実際に発生した具体的な症状と、交換を決意するに至ったサインについてありのままに書き留めておきます。

食洗機に起きた変化:突然の停止とこれまでの稼働実績

まず最初に寿命を迎えたのが、キッチンのシステムに組み込まれていたビルトイン食洗機でした。ある日、いつものようにボタンを押しても、全く動かなくなってしまったのです。不具合の前兆のようなものは特になく、突然その時がやってきました。

振り返ってみれば、この10年間、毎日欠かさず1回、その日に使った夫婦二人分の食器をまとめて洗浄してもらっていました。家を建てた当初、この食洗機はキャンペーンの一環として無料で設置していただいたものです。そのため、導入した当初は「もともと無料だったものだし、動かなくなったのなら、元の生活に戻って手洗いをすればいいか」と軽く考えていました。

しかし、実際に手洗いに戻ると、10年間積み重ねてきた習慣の重さを実感することになりました。食洗機がある生活の便利さにすっかり慣れてしまっていた私たちは、食後の時間をゆとりを持って過ごせるありがたみを改めて思い知らされたのです。夫と話し合い、「もう食洗機のない生活には戻れないね」という結論に達し、修理ではなく新しく買い替える方向で動き出すことにしました。

10年以上前に埼玉県民共済住宅で家を建て替えて、10年後に食洗器の交換をする前の写真

給湯器に起きた変化:液晶の不具合と異音の発生

食洗機の不具合とほぼ同じ時期に、今度は給湯器にも不調のサインが現れ始めました。給湯器に起きた具体的な症状は以下の2点です。

  • 室内に設置されているリモコンの液晶画面が、時々つかなくなる(表示が消える)
  • お湯を沸かすために給水が始まる際、以前に比べて明らかに音が大きくなってきた

お湯自体はまだ問題なく出ていたため、最初は専門の業者を呼んで点検や修理をしてもらうことも検討しました。しかし、築10年という年数を考えると、今回の不具合を部分的に修理したとしても、近い将来に別の箇所が寿命を迎えて再度修理が必要になったり、結局は本体丸ごとの交換が必要になったりする可能性が非常に高いと考えました。

点検・修理にかかる費用と、その後に発生するであろう交換費用を二重に支払うのは、資金的にも時間的にも非効率です。食洗機も同時に壊れたこのタイミングは、給湯器を新しくする絶好の機会だと捉え、修理ではなく一思いに本体を交換することを選択しました。

 


県民共済のアフター:見積比較をせず、建てた担当部署に頼んだ理由

住宅設備の交換を検討する際、多くの方はインターネットで複数の専門業者から相見積もりを取り、価格やサービスを比較されるかと思います。最近では「給湯器格安交換」を謳うネット業者も多く、少しでも出費を抑えるための選択肢は豊富にあります。しかし、我が家では他の業者への見積もり依頼を一切せず、家を建ててくれた「埼玉県民共済住宅」のアフターサービス部署(相談窓口)へ直接、依頼をすることに決めました。

他社との比較をスキップした理由

相見積もりを取らなかった最大の理由は、何よりも「家全体の構造と仕様を把握してくれている安心感」を優先したためです。注文住宅を建てる段階から、埼玉県民共済住宅の担当の方々には非常に丁寧に対応していただきました。その信頼関係がベースにあったため、設備の交換時期が来たらまずはそこに相談するのが一番確実であると考えていました。

【体験談メモ】メーカーや仕様の変化について事前に受けた説明

県民共済住宅のアフター窓口に相談した際、食洗機の選定において一点、事前に説明を受けました。「10年前の機種と比べると、現在は環境配慮や省エネ基準の変化、あるいはメーカーの設計思想の違いにより、設定温度が低めの機種が主流になっています。そのため、これまで使われていたものとは、洗い上がりや乾燥の仕上がりのニュアンスが少し変わる可能性があります」とのことでした。私たちは、日常の使用において実用上の問題は極めて低いと判断し、提示された現在の主流機種でそのままお願いすることにしました。

 


交換の費用と流れ:安心価格だった実費と工事完了までの段取り

ここからは、実際に依頼をしてから工事が完了するまでの具体的な流れと、かかった費用、そして工事当日に感じたことなどを事実に基づいて詳しく記録しておきます。

見積もり段階での懸念と、当日の嬉しい誤算(食洗機のパネル再利用)

見積もりの段階で、食洗機に関して一つだけ残念に思っていた点がありました。それは、システムキッチンの扉と色や素材を統一している「化粧パネル」についてです。担当者からは、「食洗機本体を新しいものに交換する場合、現在のキッチンの仕様上、既存の古いパネルをそのまま綺麗に流用して元に戻すことは基本的にはできません」と説明されていました。

つまり、交換後は食洗機の前面が既製品のシルバーやグレーのままむき出しになってしまうということです。キッチン全体の一体感が損なわれてしまうのは少し寂しい気もしましたが、設備が新しくなって動くようになることが最優先ですので、「しょうがないか」と納得して工事を迎えました。

ところが、工事当日、専門の職人さんが作業を完了して「終わりました」と言われたキッチンを見てみると、嬉しい驚きがありました。なんと、それまで使っていたシステムキッチンの化粧パネルが、新しい食洗機に見事に移植されていたのです。職人さんが当日の現場の状況を見て、丁寧に対応してくださったのだと思います。おかげさまで、キッチンの一体感は10年前と変わらない美しい状態のまま保たれました。この臨機応変な施工には、夫婦ともに大変感謝しています。

10年以上前に埼玉県民共済住宅で家を建て替えて、10年後に食洗器の交換をした時の写真

工事当日の段取りと業者の対応

給湯器の交換作業は、食洗機の交換に比べると外回りの配管接続なども伴うため、少し長めの時間がかかりました。とはいえ、事前に案内されていた予定時間枠の範囲内できっちりと終了し、滞りなく作業は完了しました。

また、古い設備の処分についても非常に手際が良かったです。取り外された古い食洗機は、一時的に我が家の玄関外のスペースに出されました。作業スタッフの方から「明日、別の回収専門業者がこの場所に直接引き取りに来ますので、そのままここに置いておいて大丈夫です」と説明を受け、翌日には綺麗に回収されていきました。家の中にゴミが残ることもなく、非常に楽で助かりました。

交換後に発生した「銅石鹸」現象とその対処法

給湯器の交換から数日後、お風呂掃除をしていた際に、浴槽(風呂桶)の内側がうっすらと青く色づいていることに気がつきました。「新しい給湯器の故障だろうか」と少し驚き、原因を調べてみたところ、これは「銅石鹸(どうせっけん)」と呼ばれる特有の現象であることが分かりました。

新しく設置された給湯器や、その内部に使用されている新品の銅管から、ごくわずかな銅イオンが水中に溶け出すことがあります。この銅イオンが、お風呂で使う湯垢(給湯器の配管に残る皮脂汚れや石鹸成分)と反応すると、青い不溶性の物質(銅石鹸)に変化し、浴槽の壁面に付着してしまうのだそうです。健康に害を及ぼすものではないと知り、まずは一安心しました。

対処法として、市販されている浴室用の専用洗剤(あるいはクレンザーや重曹などを適宜使用したもの)を使って丁寧に擦り洗いをしたところ、蓄積していた青い染みは綺麗に落とすことができました。一度しっかりと洗い流した後は、配管の内部も安定したのか、再びお風呂が青くなることはなくなりました。もし給湯器を新しくした後に同じような現象に遭遇された方がいれば、慌てずに浴室用洗剤で掃除を試してみることをおすすめします。

築10年というタイミングは、多くの住宅設備が一斉にメンテナンスの時期を迎える時期でもあります。手洗いに戻す選択肢もありましたが、思い切って両方を一度に新しくしたことで、これからの10年もまた安心して快適に暮らしていくための基盤が整いました。

10年以上前に埼玉県民共済住宅で家を建て替えて、10年後に給湯器の交換をした後、「銅石鹸(どうせっけん)」と呼ばれる特有の現象を撮った写真

 

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本記事の内容は10年以上前の体験に基づいています。現在の正確な情報や最新の手続きの流れは、公式サイト等でご確認ください。
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わが家の家づくりメモ一覧:
建替えの計画から引き渡し、築10年後の現在までの全体的な流れや、各プロセスの記録は「埼玉県民共済住宅|DIYから20年の体験記録」からご覧いただけます。