添好運(ティム・ホー・ワン)。香港を思い出す味

今回は日比谷での友人ランチということで、本場の味を気軽に楽しめる「添好運(ティム・ホー・ワン)」へ。2026年現在の利用方法や混雑具合、変わらない美味しさについてメモを残しておきます。日比谷の街歩きの起点として、やはり外せない一軒だと再確認したひとときでした。

 


注文ルールと街の空気感

日比谷という街は、20年以上前と比較して本当に洗練されました。かつての「映画と演劇の街」という重厚な雰囲気に、ミッドタウン日比谷などのモダンな要素が加わり、50代の私たちが歩くのにも非常に心地よいエリアになっています。そんな街の一角にある添好運も、時代の流れとともに利用方法が少しずつ変わっているようです。

注文方法

メニューシートへ記入して店員に渡す方式。

予約の有無とスムーズな入店のコツ

以前は「予約不可・行列必至」の代名詞のようだった日比谷店ですが、最新の情報では平日の特定の時間帯やディナータイムなどは、オンライン予約が可能になっているらしいという話を聞きます。友人ランチで待ち時間を最小限にしたいなら、事前の空席確認はしておいて損はなさそうです。とはいえ、ふらっと立ち寄って並ぶあのライブ感も、香港の屋台を思い出させて嫌いではないのですが。私が行った2025年11月の平日は、予約なしでそのまま入店できました。

混雑具合と客層のメモ

ランチタイムは相変わらずの人気ぶりのようですが、2026年現在はインバウンドのお客さんもさらに増え、国際色豊かな雰囲気になっているらしいです。かつての香港で感じた「相席が当たり前の活気」とはまた少し違う、洗練された賑やかさ。50代の私たちが訪れても浮くことなく、カジュアルに本格的な味を楽しめるのがこの店の度懐の深さだと感じます。

物価とコスパの再確認

「世界一安いミシュラン」と呼ばれたのも今は昔。昨今の物価高の影響で、価格改定も何度か行われているようです。2026年最新のメニュー表を見ても、かつての「激安」という感覚からは少し離れ、自分たちへの「ちょっといいランチ」という位置づけになりつつあるらしい。それでも、このクオリティを日比谷のど真ん中で味わえると考えれば、依然としてコスパは高いと個人的にはメモしておきたいところです。

日比谷と香港の意外な共通点

日比谷周辺には、かつて「東洋の貴婦人」と呼ばれた帝国ホテルがあり、香港には「東洋の真珠」の象徴であるペニンシュラホテルがあります。どちらも英国的な格式とアジアの熱気が混ざり合う場所。添好運の点心を食べていると、その二つの街の歴史がリンクするような不思議な感覚を覚えます。20年以上前に船を降りて歩いた香港の街角と、今日歩いた日比谷の並木道。場所は違えど、美味しいものを求める人々の活気は共通しているのだなと感じます。

ちなみに、この『東洋の貴婦人』と称される帝国ホテルには、私たちが人生の節目で訪れる大切な場所があります。日本のバイキング発祥の地で味わう、思い出のランチ記録もあわせてどうぞ。

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食べたメニューと、絶対に外せないおすすめ備忘録

添好運に来たら、何を食べるべきか。自分へのリマインドも兼ねて、定番から今回のお気に入りまでを整理しておきます。

四大天王:これだけは外せない不動のメニュー

まずは「四大天王」と呼ばれる看板メニュー。2026年になってもその人気は衰えていないようです。

  • ベイクド チャーシューバオ メロンパンのようなサクサクの生地の中に、甘じょっぱいチャーシュー餡。初めて食べた時の衝撃は今も忘れません。一人3個は多いかな?と思いきや、友人と話しながらだとペロリと食べてしまうから不思議です。
  • 香滑麻肉腸(チョンファン) つるんとした独特の食感のライスペーパー。20年以上前に現地で食べた「出来立ての温かさ」を思い出す一品です。タレの塩梅が絶妙で、これぞ飲茶の醍醐味。
  • 大根餅 表面はカリッと、中はモチモチ。家庭では絶対に出せないこの食感。備忘録:次はこれも忘れずに頼むこと。
  • マーライコウ(蒸しカステラ) ふわふわで卵の優しい甘みが広がる。デザート代わりにもなるので、最後に熱いお茶と一緒にいただくのが至福です。

海老のプリプリ感に感動

今回特に印象に残ったのが、海老を使った点心たちです。

  • 晶瑩鮮蝦餃(海老蒸し餃子) 半透明の皮から透けるピンク色の海老。一口噛んだ時の弾力が、新鮮さを物語っています。2026年の今も、このクオリティを維持しているのは流石の一言。
  • 鮮蝦腐皮巻(海老の湯葉巻き揚げ) サクサクの湯葉の中から溢れる海老の旨味。お茶(プーアール茶など)がまた、脂っぽさを流してくれて点心の味を引き立ててくれます。

注文の組み立て方(50代・二人分の場合)

注文しすぎないための目安を。 「点心5〜6皿+麺または飯もの1皿」を二人でシェアするのが、お腹にもちょうど良く、最後まで美味しく食べられる黄金比。2026年現在は季節限定メニューも増えているらしいので、定番を少し減らして冒険してみるのも良さそうです。

 


日比谷周辺の散策スポットメモ

お腹が満たされた後は、カロリー消費を兼ねて日比谷の街を歩くのがお決まりのコース。

皇居外苑:変わらぬ開放感と松の緑

添好運からほど近い皇居外苑は、圧倒的な開放感で迎えてくれます。2026年現在は歩道もより美しく整えられており、美しく手入れされた黒松の間を歩くだけで心が洗われるようです。広大な景色を眺めながら、当時の旅の記憶を友人と語らうのは、何より贅沢な時間になります。

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法務省旧本館:赤レンガが語る歴史の重み

日比谷散策で欠かせないのが、重厚な赤レンガ造りの法務省旧本館です。明治の面影を色濃く残すこの建築を眺めていると、まるで異国の地を旅しているような不思議な感覚に包まれます。年月を経てますます深みを増した建物の佇まいは、私たちの歩んできた時間をも肯定してくれるような、穏やかで知的なひとときを与えてくれます。

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2026年の銀座・日比谷歩き

最新のショップが並ぶミッドタウン日比谷をウィンドウショッピングするのも楽しい。変化し続ける街と、変わらない友人との会話。添好運の点心が繋いでくれた、豊かな1日でした。


~~~ お店の場所はこちらです ~~~

訪れたのは「ティム・ホー・ワン(添好運)」

詳しいメニューや予約については、[公式サイト]をのぞいてみてくださいね。


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