ロサンゼルスで過ごした夏|ディズニーとナッツベリー、あの頃の観光の記録

高校生の夏休み、初めての海外で過ごした30日間。その中で訪れたテーマパークや観光地は、今思い返してもどこかやさしい記憶として残っています。

アナハイムのディズニーランド

30日間のツアーの中でも、特に楽しみにしていたのがアナハイムのディズニーランドでした。日本のディズニーランドにはすでに行ったことがあったものの、アメリカの本場はどこか空気が違っていて、同じ「ディズニー」でも少し大人びた印象を受けたのを覚えています。

園内はどこかゆったりとしていて、日本ほど混雑していなかったような記憶があります。少し並べばアトラクションに乗ることができて、「こんなにスムーズに楽しめるんだ」と驚いたものです。

チュロスを食べながら歩いたり、アトラクションをいくつも回ったり、今思えばとても贅沢な時間でした。SNSもない時代だったので、お揃いのカチューシャをつけるようなこともなく、それぞれが自由に楽しんでいたように思います。

夜になると、光る電飾を使ったパレードが始まりました。日本でも見たことはありましたが、本場の空気の中で見るその光景は、また違った特別なものに感じられました。音楽と光がゆっくりと流れていく中で、「ああ、海外に来ているんだな」としみじみ思った瞬間でした。

当時は携帯電話もなく、大きめのフィルムカメラを持ち歩いていました。「あと何枚撮れるかな」と考えながら、慎重にシャッターを切る。そのせいか、写真はあまり多く残っていません。でも、その分ひとつひとつの場面が、記憶の中でははっきりと残っている気がします。

 


ナッツベリーファーム

ナッツベリーファームは、このツアーで初めて知ったテーマパークでした。当時はスヌーピーのイメージもそこまで強くなく、「こういう遊園地もあるんだな」という新鮮な気持ちで訪れたのを覚えています。

ディズニーランドに比べると、全体的にのんびりとした雰囲気で、どこか素朴な印象がありました。アトラクションもいくつか乗りましたが、ほとんど並ばずに楽しめた記憶があります。

派手さはあまりないけれど、その分ゆったりと過ごせる空気感が心地よく、気づけば時間がゆっくり流れているような感覚でした。

こういう場所で感じる「特別じゃないけれど楽しい時間」というのは、あとから思い返すと意外と印象に残るものです。大きなイベントではないけれど、その日の空気や気温、歩いた道の感じまで、ふんわりと記憶に残っています。

 


ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド

ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドでは、映画の世界をのぞくような体験が印象に残っています。まだ映画の知識も多くなかった頃でしたが、「ここで撮影されているんだ」と思うだけで、少し特別な気持ちになりました。

あの頃は、日本にはまだユニバーサル・スタジオ自体がなく、本場での体験が初めてでした。そう思うと、知らないうちに少し贅沢な時間を過ごしていたのかもしれません。

その後、日本にもユニバーサル・スタジオ・ジャパンができましたが、実はまだ行ったことがありません。ハリーポッターが好きなので、いつかあの世界を実際に歩いてみたいな、とふと思うことがあります。

あのとき見た映画の世界と、これから体験してみたい世界。時間は少し空いてしまったけれど、どこかでつながっているような気がしています。

それでも、「映画の街に来ている」という空気はしっかりと感じていて、後から思い返すと、あのときの体験がじわじわと記憶に残っていることに気づきます。

 


UCLA

University of California, Los Angelesを観光した際、UCLAのパーカーを購入しました。

少し大きめでラフに着られるそのパーカーは、当時の自分にとって、ちょうどいい「海外らしさ」を感じさせてくれるものだったのかもしれません。

 


グリフィス天文台

Griffith Observatoryは、これまで訪れた場所とはまた違った印象が残っています。高台にあるため見晴らしがよく、広がる景色をぼんやり眺めているだけで、気持ちが少し落ち着いていくような場所でした。

敷地内には、James Deanの像があり、買ったばかりのUCLAのパーカーを着て一緒に写真を撮ったことも覚えています。観光地らしい一枚ではありますが、どこか静かな空気が流れていたのが印象的でした。

 


観光地で撮った写真を振り返ると、そのほとんどで着ているのは、現地で買った服ばかりでした。特別なものではないけれど、その土地で選んで、そのまま着て過ごしたという事実が、あとから見ると少しだけ特別に感じられます。

たくさんの写真を撮ったわけではないけれど、その一枚一枚に、その日の空気や気持ちがちゃんと残っている気がします。

カリフォルニアのやわらかい空気、少し乾いた風、ゆったりと流れる時間。その中で過ごしたテーマパークや観光地での体験は、今でもふとした瞬間に思い出す、大切な記憶のひとつです。