1階の洋室に、ずっと敷かれていた古い絨毯がありました。築30年の家に最初からあったもので、少なくとも25年以上は使われていたと思います。
毛足が少し長いタイプで、色もだいぶくすんでいて、部屋全体が少し暗く見えていました。掃除機はかけていましたが、埃や髪の毛が絡まりやすく、掃除しても取り切れない感じがずっとありました。
特に家具の下や部屋の端は掃除機が入りにくく、「きれいになった」と思える感覚があまりなかったのです。見た目の古さだけでなく、日常的に小さなストレスが積み重なっている状態でした。
絨毯のまま過ごして感じていたこと
古い絨毯は、思っていた以上に扱いが難しいものでした。
埃や汚れが溜まりやすく、湿気がこもるとなんとなく空気が重く感じることもありました。季節によっては、においが気になることもあった気がします。
冬は足元が暖かくて柔らかいのは良かったのですが、その分、掃除や衛生面での不安とのバランスが取れていないように感じていました。
日常的に使う部屋だからこそ、床の状態がそのまま気分に影響しているような感覚もありました。なんとなく落ち着かない感じがずっと残っていたのです。

床を変えようと思ったきっかけ
フローリングやウッドカーペットに変えれば、掃除が楽になって部屋も明るくなるだろうとは前から思っていました。
ただ、この家は築古一戸建てで、将来的には建て替えも考えているため、大がかりなリフォームをするつもりはありませんでした。
業者に依頼すると、それなりの費用がかかります。1部屋でも数万円から、内容によっては10万円前後になることもありそうでした。
さらに、家具の移動や下地の確認など、思っている以上に作業が大きくなることも分かりました。
そこで今回は、夫婦二人でできる範囲での床DIYとして、ウッドカーペットを敷く方法を選びました。
ウッドカーペットを選んだ理由
いくつか選択肢はありましたが、最終的にウッドカーペットにした理由はシンプルでした。
掃除がしやすいこと。
そして、部屋が明るく見えること。
この2つが大きかったです。
毛足に埃が絡まることもなく、掃除機や拭き掃除だけで済む。日常的な手入れがシンプルになるのは大きな変化でした。
また、木目の床になることで、部屋全体の印象が軽くなるイメージもありました。実際にサンプルを見たときも、絨毯より空間が広く見えるように感じました。
材料選びで考えたこと
ウッドカーペットは種類も多く、最初は少し迷いました。
天然木タイプは質感が良く、経年変化も楽しめそうでしたが、その分価格は高めでした。
一方で合板タイプは軽くて扱いやすく、価格も手ごろ。DIYで扱うことを考えると、現実的なのはこちらでした。
色は、部屋を明るくしたかったのでライトブラウン系を選びました。濃い色よりも光を反射しやすく、空間が軽く見える印象でした。
厚みは施工のしやすさを優先して、扱いやすい範囲のものにしました。重すぎると運ぶのも大変になるので、そのあたりも含めて選びました。
作業前の準備
作業を始める前に、まず家具を移動しました。
ソファや棚の中身を出して軽くし、別の部屋に移動させました。この作業が思っていたよりも時間がかかりましたが、ここをしっかりやっておくと後の作業が楽でした。
その後、古い絨毯を剥がしました。長年敷かれていたものなので、下には細かい埃や汚れがかなり溜まっていました。
掃除機をかけて、雑巾で拭いて、できるだけ平らな状態に整えました。この下地処理の段階が一番地味ですが、一番大事な作業だったように思います。
実際の施工の流れ
作業は一気にやるというより、少しずつ進める形になりました。
まず部屋のサイズを測り、必要な大きさを確認しました。思っていたよりも細かい調整が必要で、特に端や角の部分は慎重に測る必要がありました。
カットは主にカッターで行いました。板目に沿って切ると比較的スムーズで、大きな調整でなければ対応できました。
ウッドカーペットを敷くときは、端から少しずつ位置を合わせていきました。バランスを見ながら慎重に進めました。
端の部分には多少の隙間ができましたが、生活する分にはそこまで気にならない程度でした。
最後に両面テープで固定して、浮きやズレがないかを確認して仕上げました。
作業中に感じたこと
思っていたより体力は使いました。
1日で終わらせるのではなく、4〜5時間程度を目安に区切りながら進めたことで、無理なく作業できたように思います。
細かいカットや調整は神経を使いましたが、少しずつ形になっていく過程は意外と楽しかったです。
手を動かして空間を変えていく作業は、普段あまりしない分、集中できる時間でもありました。
変えてみて感じた変化
ウッドカーペットに変えて、一番大きかったのは掃除のしやすさでした。
掃除機をかけるだけで埃や髪の毛がすぐに取れるようになり、拭き掃除も気軽にできるようになりました。
部屋の印象も変わりました。木目の色で全体が明るくなり、同じ広さでも少し広く感じるようになりました。
足触りもさらっとしていて、季節を問わず使いやすい感覚でした。
築古一戸建ての床DIYとして、絨毯からウッドカーペットへ変えた作業。
大がかりなリフォームではありませんが、日常の快適さは思っていた以上に変わりました。
ずっと気になっていた部分を自分たちで手を動かして整えたことで、部屋に対する感覚も少し変わったように思います。
掃除のしやすさや見た目の変化だけでなく、「やろうと思っていたことを終えた」という気持ちの軽さもありました。
完璧に整ったわけではありませんが、それも含めて自分たちの手で変えた空間という実感が残りました。