築40年の古家を無料耐震診断|結果と建て替えを決めた理由

私たちが暮らす家は築40年以上の木造住宅です。夫婦二人暮らしで日常生活には大きな不便はありませんでしたが、年数なりの劣化はあちこちに見られました。

キッチンの床は軋みが気になりました。歩くと少し沈む感覚があり、踏み心地が不安定に感じることもありました。壁や天井も同様で、特に台所周辺の壁紙は黄ばみと小さな亀裂が目立っていました。ベランダも怪しい状態で、屋根部分の木造が腐食して一部崩れかけ、鉄製の柵もさびて劣化が目立っていました。床の防水塗装もひび割れていたので、雨水が浸入しているのではないかと少し不安になりました。

大雨や湿度の高い日には、家のあちこちで湿気を感じることもあり、見た目だけでなく体感でも安全面が心配になることが増えていました。

 


雨漏りで気づいたこと

ある雨の日、ベランダの亀裂から水がわずかに染みているのに気づきました。小さなシミでしたが、「この家は今後どれくらい安全に住めるのだろう」と具体的に考えるきっかけになりました。

とりあえず写真で記録して、修理費用の見積もりも確認しました。幸い保険金請求で補助が受けられたのは助かりました。小さな出費でもありがたかったですし、この体験が無料耐震診断を調べるきっかけになったように思います。


無料耐震診断を知った理由

自治体のホームページで「昭和56年以前に建てられた木造住宅対象」の無料耐震診断を見つけました。助成金が条件付きで出ることも分かり、費用がかからない点はありがたく感じました。

診断を受けると、将来的な建て替えやリフォームの判断材料になる点も魅力でした。私たちにとっては、助成金と診断のセットで受けられるのは大きかったです。

 


夫婦で相談したポイント

  • 家の現状をまず把握すること
  • 今後、部分リフォームか建て替えかの判断材料を得ること
  • 将来の安心を考えた優先順位

当初は「部分的にリフォームして様子を見てから建て替えも考える」という方針でした。複数のリフォーム業者に見積もりを依頼しましたが、予想より金額が高く、建て替えも視野に入れることになりました。

 


無料耐震診断の流れと体験

申込から診断結果までの流れはざっとこんな感じでした。

  1. 申込書提出
  2. 派遣決定通知書受領
  3. 診断員から電話連絡
  4. 現地調査と立ち合い
  5. 結果報告(自宅で説明)

現地調査の所要時間は約1時間半で、簡易的な耐震診断のため、負担も少なく感じました。


当日のステップ

事前ヒアリング

  • 築40年であること
  • 過去の増改築や補修の有無
  • 家族構成と生活状況

外観・基礎の確認

  • 屋根や外壁のひび割れ
  • ベランダ躯体の亀裂
  • 基礎の傾きやひび割れ

室内の確認

  • 床の軋みや傾き
  • 壁や柱のひび割れ
  • 建具の開閉具合

簡易耐震評価

建物全体を0〜100点で評価してもらいました。私たちの家は「倒壊の可能性が高い。建物に若干の傾斜がある」との結果でした。

補強のアドバイス

  • 筋交い追加や壁の補強の優先順位
  • 詳細設計や精密検査は含まれない
  • 現状把握と改善の目安として考えると良い

診断を受けて、「部分補強だけでは安全性を確保するのは難しい」と感じました。

注意ポイント

  • 予約は余裕を持つこと。自治体や建築士会は数週間先になることがある
  • 家の準備は整えておく。家具を少し移動しておくと診断がスムーズ
  • 診断は簡易的であることを理解する。詳細補強やリフォーム設計は別途費用がかかる
  • 夫婦で情報を整理しておくと、診断結果の理解や今後の選択に迷いが少なくなる
  • 写真やメモで記録を残すと後で役立つ

体験として、家具の移動を甘く見て当日バタバタしたことがありました。診断結果だけで部分補強か建て替えか悩む時間もありました。

 


診断結果と建て替えの決意

  • 築40年の古家は現行耐震基準に沿っていない箇所が多かった
  • 小規模補強で一定の安全性は確保できるが、大地震には不安が残る
  • 全面建て替えなら耐震性能・断熱性能・生活動線をまとめて改善できる

結果として、当初の「部分リフォーム→建て替え」はやめ、ハウスメーカーを一から探すことにしました。検索で偶然見つけたのが埼玉県民共済住宅でした。偶然とはいえ、この出会いはラッキーだったと感じています。

 


 

無料耐震診断を受けて、古家リフォームや建て替えの判断材料を得られたのはありがたかったです。私たちの場合、部分補強より建て替えのほうが合理的だと感じました。埼玉県民共済住宅との出会いも、スムーズな家づくりにつながったと思います。